ペルー コチャパンパ村

 生豆生産地

ペルー共和国 クスコ県
コチャパンパ村

ペルー南部山岳地帯にあるクスコは、旧インカ帝国の首都であった都市です。スペインが植民地支配してからは、スペイン風の建物が建てられましたが、スペイン風の建物は、インカによって建設された巨大な石壁の上に作られています。

このインカ時代の石積みは、石と石の間にカミソリの刃一枚通さない、と言われるほどの巧緻さで有名です。ちなみに、クスコの街は世界遺産に登録されています。

クスコの夜

そんなクスコからさらにアンデス山脈の山奥に入り込んだところ、渓谷の斜面に張り付くように広がっているのが、コチャパンパ村です。

村人たちはインカ時代の末裔で、村はアンデス伝統文化の色彩を色濃く残しています。

コチャパンパ村遠景

村にはコーヒー生産以外に主な産業はありません。しかし、コーヒーを売って得た所得では、村人が年間の生活を意図なものに十分ではなく、自分で家畜を飼育したり、家庭菜園を耕したり、さらに物々交換にも頼らなければなりません。テンジクネズミや鶏を食用の家畜として飼い、イモやバナナ、その他の野菜を自給自足用に栽培しています。

最近ようやく村にも電気が届くようになりましたが、全家庭にまでは普及していません。
コーヒーの買い付け業者が来るとき以外は、殆ど現代的な経済と接点のない、自給自足の陸の孤島でした。

それでも長年の国内の政治や経済の低迷が影響し、またテロも盛んになり、村人たちは「誰も当てに出来ない。自分たちで何とかしなくてはいけない。」と思うようになり、それまで粗放に近かったコーヒー栽培を改め、地元の農協連合から有機栽培技術の指導を受ける事にしました。

そして、幸いにも標高が 1,600m〜1,900m もあるので低緯度地方であるにも関わらず、コーヒーの木の病気や害虫の被害がとても少なく、有機栽培を行うための条件を備えていたため、15年ほど前から、村をあげて有機栽培に取り組み始めました。

(参照:第3世界ショップのウェブサイト他)


 ペルー共和国

面積
129平方キロメートル(日本の3.4倍)
人口
28.5百万人(2008年世銀)
首都
リマ
民族
先住民45%、混血37%、欧州系15%、その他3%
言語
スペイン語(他にケチュア語、アイマラ語)
宗教
国民の大多数はカトリック教
GDP
1,268億ドル(2009年、ペルー中銀)
一人当たりGNI
4,356ドル(2009年、世銀)
GDP成長率
0.9%(2009年、世銀)
物価上昇率
0.25%(2009年、ペルー中銀)
失業率
8.9%(2009年末、ペルー中銀)

(参照:外務省のウェブサイト他)


 生産者

コチャパンパ協同組合では、日本の第3世界ショップ基金との共同プログラムで、1999年から2000年にコーヒー乾燥用の石盤コンクリートテラスを建設し乾燥工程の設備を整備改善しました。その後お、コーヒーの皮をむく際の工程を改善するプログラムを実施しました。

第3世界ショップでは、農地の35ヶ所に小型乾燥パティオ(35基)と、村の中心部に共同の大型乾燥パティオ(1基)を建設しました。

従来は土やビニールの上で乾燥させていましたが、それだと、缶押すする時に虫や異臭が付いてしまいます。コンクリート製の新しいパティオでは、そのような問題を解決するとともに、直射日光とコンクリートの反射熱で、急速に乾燥する事も出来るようになりました。

第3世界ショップさんが設置した石盤コンクリートのパティオ

新型の皮剥き機

新型の皮剥き機

コーヒーは収穫後その日のうちに果肉を剥き、一晩水槽につけ発酵させ、さらに果肉をきれいに剥いた後乾燥させます。
この工程が一定でないと、生豆が水槽で異常発酵するなど、品質にむらが出来てしまいます。

そこで、2001年度の共同プログラムでは、新型皮剥き機8台を導入し、改善を図りました。

新型皮剥き機は、作業効率が従来のものの2倍であることと、操作が簡単で女性でも簡単に動かせる利点があります。また、旧式の皮剥き機では大量の水を必要としましたが、新型皮剥き機は水が必要ありません。コチャパンパ村は場所に寄って一度に大量の水の確保が困難な所があり、水の確保が難しい地域では収穫した重いコーヒーチェリーを背負い、毎回2時間もかけて水のある加工設備まで運ばなければなりませんでした。

ちなみに、コチャパンパ村では、この皮剥き機を手動で使っていますが、モーターを取り付ければ電動式にもなります。

村に電気は来ていますが、非常に弱い電気なので、もし、モーターを使ったならば、それだけで、村の電気が全て一度に飛んでしまうため、手動でも使えるという事も、重要なポイントになったそうです。

旧式の皮剥き機

 村人たちの声

コーヒー栽培から得た収入だけでは、コーヒー乾燥テラスの建設や新型皮剥き機の導入は無理だったので、このプロジェクトにより、短期間で設備が整い、大変助かっています。コーヒーの品質が上がって歩留まりが良くなったので、収入が増えると同時に、計画的にお金を使う事を考えるようになりました。

このプロジェクトを通じて、品質管理・向上の重要性、有機栽培の長所、自然環境への影響について、強く意識するようになりました。

村で一丸となって乾燥テラスや共同倉庫の建設など共同作業を行い、ともに向上を目指したので、組合員の団結が強くなりました。

コチャパンパ協同組合の農家に有機栽培の技術始動を行ったデル・アギラ氏の農協連合は、有機栽培を通じて価格第一の大きな会社と大規模な取引をするのではなく、小さな幾つかのパートナーと息の長い関係を続けられるようにしたい、と言います。その方が世界規模の取引市場の価格に揺さぶられず、生産現場の実情に見合った取引が出来、農家も先々の生活の事を考えられるようになると考えています。村人の有機栽培の試みは、村の活性化への真剣な取り組みなのです。

コチャパンパ村遠景

(参照:第3世界ショップのウェブサイト)


 ペルー コチャパンパ村 シティロースト


 

 

全体的に味のバランスが整った中煎り深めのコーヒーです。商品名はシティローストとなっていますが、実際にはフルシティローストあたりまで焼き込んでおり、酸味のすっぱさを和らげ、コクに変えています。やや苦みを感じるかもしれませんが、冷めてくると甘みを強く感じます。

■内容量
200g
■保存方法
密封用気に入れたうえ、冷暗所で保存して下さい。
■賞味期限
豆:焙煎日より2ヶ月
粉:焙煎日より1ヶ月
■原産国
日本
(生豆生産国:ペルー共和国)
■生豆仕入先
(株)プレス・オルターナティブ
(第3世界ショップ)
■原材料
コーヒー生豆
■備考
焙煎したコーヒーは非常に酸化しやすいので、未開封でも長持ちは致しません。できる限りお早めにお召し上がり下さい。
味の説明・評価につきましては、あくまでも、店長はらだの個人的な味覚に基づいております。
味覚は、人それぞれに個性があり、また、体調に寄っても感じ方に変化がありますので、わたしの説明通りの味わいに感じられない場合もあります事、ご了承願います。

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