フィリピン ネグロス島産 マスコバド糖

 マスコバド糖生産地

フィリピン ネグロス島

ネグロス島は、フィリピンの中央部に位置する、日本の長野県ほどの大きさの島です。

フィリピンの主な産業の一つとなっている製糖産業の中でも、その6割の砂糖を生産しているため、「砂糖の島」とも呼ばれています。

一般のサトウキビは、ほとんどが大農園で作られています。ネグロス島の人口は400万人程度ですが、このうちの3%程度の地主がネグロス島の土地の6割を所有しています。

スペイン統治時代から続くこの不平等な社会構造により、農地改革が妨げられています。

サトウキビ畑

マスコバド糖の原料となるサトウキビは、ネグロス島のダマ、パホ、イロンガなどの村の人々が、農地改革でようやく手にした土地で育てています。

彼らは、ATFI(オルター・トレード財団)の支援を受けながら、栽培作物の多様化などを含む「有機栽培転換プログラム」に取り組んでいます。

(参照:オルター・トレード・ジャパンのウェブサイト他)


 フィリピン共和国

面積
299,404平方キロメートル(日本の約8割)。7,109の島がある。
人口
8,857万人(2007年8月実施、フィリピン国勢調査)
首都
マニラ(首都圏人口1,155万人)
民族
マレー系が主体。他に中国系、スペイン系、及びこれらとの混血、更に少数民族がいる。
言語
国語はフィリピノ語、公用語はフィリピノ語と英語。80前後の言語がある。
宗教
国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%、イスラム教は5%。
GDP
1,610億米ドル(2009年、比政府統計)
一人当たりGDP
1,746米ドル(2009年、比政府統計)
経済成長率
0.9%(2009年、比政府統計)
物価上昇率
3.2%(2009年、比政府統計)
失業率
7.5%(2009年、比政府統計)

(参照:外務省のウェブサイト他)


 マスコバド糖交易の歩み

ネグロス島は、植民地時代、砂糖の重点生産地として、サトウキビ以外の作物を生産する事が出来なくなっていました。

島の人々は宗主国から支払われるわずかなサトウキビの代金をたよりにとても貧しい生活をしてきました。

フィリピンが独立した後も、ネグロス島の人々は、サトウキビ以外の農作物を栽培する技術が確立しなかったため、製糖産業にたよっていました。

サトウキビ畑

1980年代には、途上国の主要産物である一次産品の市場価格が暴落しました。

サトウキビも例外ではなく、ネグロス島でも砂糖産業はほぼ壊滅状態となり、多くの子どもたちが飢餓に直面しました。

サトウキビの刈り取り

このような窮状を受け、日本では「日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)」が設立され、食料や医薬品の配布などの支援活動が開始されました。

日本からの緊急援助が一段落した後に、その後の援助のあり方として考えられたのが、ネグロスで伝統的製法で作られてきたマスコバド糖の輸入でした。

ネグロス島の人たちが自分たちでものを生産し、それを公正な価格で買い取るという交易活動を通じて、人々の自立を促したいと考えたのです。

この時にネグロスでは自前の流通システムを作る事を目指して「オルター・トレード社」が設立され、マスコバド糖の輸出業務までを担う事になりました。

また、JCNC の支援活動は、ネグロス島民が自分たちで食料を生産するという事に重点が移されていきました。

そのような活動を通して、「オルター・トレード・ジャパン」が株式会社として設立され、マスコバド糖の輸入を始めました。

(参照:オルター・トレード・ジャパンのウェブサイト他)


 マスコバド糖ができるまで

1.収穫したサトウキビをトラックに積み込みます。これはかなりの重労働です。

 

2.収穫したばかりのサトウキビを搾って、フレッシュなジュースを作ります。

3.サトウキビのジュースを、濾過や沈殿を繰り返し不純物を除去しながら、煮詰めてゆきます。

4.シロップ状にまで煮詰めたら、乾燥用の台に移します。

5.かき混ぜて空気を入れながら、冷やしてゆきます。

6.計量して袋につめたら出来上がり。

(参照:オルター・トレード・ジャパンのウェブサイト他)


 フィリピン ネグロス島産 マスコバド糖


 

ネグロス島では、伝統的に、この島での砂糖の生産方法のことをマスコバドと呼んでいました。

途中で一切精製をしていないので、サトウキビに含まれている豊富な天然ミネラル成分がこの黒砂糖の中にそのまま凝縮されています。

袋詰めされている状態ではしっとりとした感じもするお砂糖ですが、密封できない容器に入れておくと、水分が蒸発し、サラサラのお砂糖になります。

一般的にこのようなお砂糖は、放置しておくと空気中の水分を吸収し、べたべたになってしまうのですが、マスコバド糖は何故かべたべたな状態になることはありません。

サラサラの粉末状でも、密封容器に入れてあるしっとりとした状態でも品質には違いはありませんので、開封後はお好みの環境で保存してください。

黒砂糖ですが、味に変な癖はなく、コーヒーや紅茶に入れても美味しいですし、その他、和洋中華エスニックなどのお料理や、お菓子作りなど、どんな場面にも相性の良い優れたお砂糖です。

■内容量
500g
■保存方法
冷暗所にて保存して下さい。
■賞味期限
お砂糖なので、特に賞味期限はありません。
■原産国
フィリピン共和国
■輸入者
(株)オルター・トレード・ジャパン
■原材料
サトウキビ

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